小学校以来の友人から、妊娠の報告を受けました。
しかも2人から。
おめでたいことが重なるのは、嬉しいけど、辛かったり。
お祝いとか、お祝いとか、お祝いとか……。


とはいっても、やはりおめでたいことですから、
直接会って、お祝いしてあげたい。
でも、相手は主婦なので平日の夜はおろか、土日だって遊んでもらえない。
事実、友人からは平日の昼間に会いませんかと、連絡きてるし。

3人とも独身だったころは、なんの心配もなく遊んでいたものです。
それが家庭に入ってしまうと、そうもいかないわけで。
もし、3人とも結婚していたならば、
会いやすかったりするんでしょうが、
私だけは、まだ独身ですからねぇ。

こういう話を聞くと、
羨ましいと思いながらも、
まだ独身でいいやと思い直す自分がいて、
ちょっと複雑です。

一人暮らしをしている私のところへ彼氏が連泊していけば、
衣食住を共にしているわけだから、
ある意味、結婚しているのと変わらない気もする。

でも、結婚って、それだけじゃないわけで。
そうすると、結婚って一体どんなものなのかと考える。
考えてると、なんだか段々と面倒くさくなって、
やっぱり独身の方が楽なんだろうなと、思ってしまう。

それでもやっぱり、結婚って羨ましいなと思ってしまう。
そうして同じことを、ぐるぐると堂々めぐりで考え続ける。

ただ、なにが羨ましいのか、自分でも分からなかったりする。
一緒に暮らすってのは、なんとなく分かる。
だから、その部分を羨ましいとは思わない。
子供の頃から、お嫁さんや母親になることへの憧れもなかったから、
この部分も羨ましいとは思わない。

しいて言うなら、一緒にいるという契約を交わすことか？
今、好きでお付き合いをしている人と、
書類の上でだけでもずっと一緒と契約できるのには、
ちょっと羨ましいと思えるかも。

でも、離婚を目の当たりにしてる自分としては、
「結局、人の心なんて変わるものなんだから、あてにならない」と、
冷めた目で見ていたりもする。

それとも、周囲の友人が結婚しているから、
「私も結婚してるわ。あなた達と一緒ね」という、
安心感を得たいから、羨ましいと思うのか。

それだと、好きな人と一緒に生活する、
幸せになるという意味での結婚生活は、送れないような気がする。

それに、もともと他人だった人と一緒に生活していくってのは、
やっぱり、疲れるんだろうなぁ。と。

今だって、彼氏が連泊しているときに、
たまに「独りになりたいな」と思うこともあるし。


そういうコトを全部ひっくり返しちゃうくらい、
結婚て幸せで素敵なことなんだと、
思わせてくれるか、丸め込んでくれるかしないと、
私には、結婚は無理なんじゃないかと思った。

そんな結婚を、見事にやってのけた友人たちを私は尊敬します。